自己PRポイントは決まったが、
エピソードがないと思う方はいるでしょう。
また、「エピソードは何でも良いのか?」と、
疑問に思う方も多いでしょう。
これから、自己PRのエピソードがない方へ、
「気づいていないだけで、経験は何でも自己PRとして活用できること」、
「高校時代以前の経験は活用しても大丈夫か?」
について、解説していきます。
目次
自己PRのエピソードの選び方!
自己PRのエピソードの選び方は、
基本、「何でも大丈夫」だと言えます。
しかし、面接官によって、好き嫌い、
興味の有無はありますので、
気に入られやすいエピソードと、
気に入られにくいエピソードを解説します。
エピソード選定ポイント!
エピソードを選ぶに当たり、
以下のポイントは意識していただきたいです。
卓越した経験を積んだことは勿論凄いです。
結果としては素晴らしいかもしれません。
しかし、自己PRのエピソードで重要なのは過程部分となります。
どんな課題を、どんな視点で、どんな立場で取り組み、
どんな改善、工夫をして解決したか、
そして、その経験を通じて何を学び身につけたかが重要です。
経験をしたかどうかは、自己PRでは無意味なので、
経験から何を学び身につけたかを言える内容を選定しましょう。
人と違ったエピソードは他者と差別化することができます。
例えば、部活動で役割が無かった方が、
部長の不在で急遽、部長として皆を纏めた経験などは、
末端の立場と部長の立場の差を話すことができます。
立場の違いで感じる課題なども異なってきますので、
人とは違ったエピソードを作ることができます。
大抵の方は、1つの経験の単一な面をPRしますので、
1つの経験を複数の視点からPRできると差別化できます。
また、差別化できると面接官や人事の印象に残りますので、
是非、複眼思考でエピソードを活用しましょう。
「エピソード」と「学び身につけたこと」の相関が、
相手に理解できるかが、自己PRではとても重要です。
例えば、忍耐力をPRする際に、
無人島でサバイバルした経験をお話した場合、
「忍耐力と無謀は少し違うな。。」と捉えられます。
相手が経験を聞いて、
こういう視点で学んだのだという府落ちができるように
エピソードを選ぶようにしましょう。
気に入られやすいエピソード!
面接官に比較的好印象なエピソードを紹介します。
王道は何と言っても、体育会系の部活動経験です。
やはり、体育会系は上下関係、タフさなどのイメージが強く、
良い印象を与えることができます。
古いと思われますが、
スポーツマン精神はサラリーマンを生き抜く上では、
少しは考慮される内容になっています。
ゼミナール活動で、様々な経験ができていると、
他者と差別化したエピソードとして活用できます。
特に、グループワークや他大学合同ゼミなどは、
仕事のPJ経験のような性質と似ています。
課題や問題を面接官や人事にイメージさせやすく、
あなたの印象を強く残すことができます。
また、ゼミナールに力を注いだことは、
何かしらの専門性を身につけたという評価に繋がります。
是非、差別化の意味を含めてエピソードとして
活用するのはいかがでしょうか?
気に入られにくいエピソード!
好印象の対比として、
微妙で印象に残らないエピソードをご紹介します。
やはり、ボランティア、国際交流などではないと、
サークル活動はどれだけ遊んだかという内容で捉えられます。
ボランティアや国際交流でも深く活動をしていないと、
上辺だけしか感じ取っていただけないので、
余程の実績と自信がない限り、避けた方が良いと思います。
因みに、私はボランティアサークルの代表で、
活動もしっかり行っていたので、PRとして使えました。
過去の実績だけをPRするエピソードです。
例えば、全国大学選手権で個人1位、
高校時代ではインターハイで1位などです。
確かに、凄いのは分かりますが、
過去の栄光のエピソードを複数言われても、
全く自己PRとしては響きません。
何度も言っていますが、
重要なのはプロセスで何を学んでいるかです。
過去の栄光の数で勝負することはやめましょう。
高校時代以前のエピソードは使える?
高校時代以前の内容を自己PRに使うのは、
おすすめできません。
以下で、理由と使えるシーンを解説します。
高校時代以前はNGな理由!
高校時代以前のエピソードを使わない方が良い理由は、
大学時代に何もしていなかったと捉えられてしまうからです。
高校時代から皆さんはおそらく成長しているはずです。
その成長した現在価値を企業は知りたがっています。
高校以前のエピソードでは、
今のあなたはどうかを見ることができません。
自己PRは大学での経験から選択するようにしましょう。
でも、高校時代以前のエピソードは用意しておく!
自己PRは大学時代のエピソードとしましたが、
高校時代のエピソードは用意しないで良いかというと、
それは違います!
高校時代のエピソードは必ず用意しましょう。
なぜなら、自己PRや学生時代に頑張ったエピソードは、
面接で深堀される内容だからです。
深堀されると、最終的にあなたがそう思う、
その視点を得た根底にぶつかるはずです。
例えば、自己PRで忍耐力と完遂力をアピールして、
「大学の部活動で諦めずに練習できたのは何故か?」
と聞かれたら、
「高校時代の部活動で厳しい練習の先に、
多くのことを学べるということを感じられたからです。」
と答えられると、過去の経験が血肉になっていると思われます。
過去の経験が活きている内容は、
社会人の成長サイクルに類似しますので、
深堀までの対策をしていると好印象に捉えられることとなります。
まとめ
自己PRのエピソードは、気付いていないだけで、
皆さん、必ず持っているはずです。
アルバイト経験でも良いですし、
部活動経験、ゼミナール経験、留学など、
何かしらの経験はしてきたはずです。
是非、経験の希少性にこだわらず、
プロセスが面白かった内容を選択するようにしましょう。
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