グループディスカッションでは、
稀にクラッシャーに遭遇することがあります。
大抵、クラッシャーは自分が悪いと思っておらず、
あたかもそれが普通であるかのように振舞うので、
皆さんを逆なですることでしょう!
これから、
グループディスカッションのクラッシャー対応
について解説していきます。
目次
クラッシャーとは!?
クラッシャーとはどんな人でしょうか?
様々な性質や特徴を持つと思いますが、
「空気が読めない人」と、ここでは定義します。
空気が読めないことについて考えると、
以下の要素を兼ね備えていると思います。
協調性に欠ける!
人が話しているのに、
遮って自分の意見を話始めることや、
周囲の意見の否定しか繰り返さないことなど、
協調して議論を収束させようとする意識が低い人などです。
積極性について極端!
積極性が極端に高い人は
自分の意見を話続けることや、
無理に仕切りたがって、議論を散らかします。
反対に、積極性が極端に低い人は、
何も話さず、議論に加わりません。
パスを出しても無反応で意見を聞きだすまでに時間がかかります。
理解力がない!
地頭が悪いのか、議論に集中できていないのか、
論点と的外れな発言を繰り返すことや、
一度話して決定したことをひっくり返してくる人などです。
それぞれ特徴や性質はありますが、
総じて、苦手なタイプで共同しにくい方々が該当します。
クラッシャーの分類!
私は大まかにクラッシャーを3分類に捉えています。
各クラッシャーの特徴と行動について解説します。
基本、クラッシャーは無自覚なので、
以下の特徴と出会ったら、即座に対応モードに入りましょう。
自己中心型クラッシャー!
特徴は、そのままですが、自己中心的な人です。
自分の意見を通したいがために、
自分の意見だけを大きな声で長く語り続けます。
また、人の意見は基本否定していき、
自分の意見だけが通るように全力を尽くしてきます。
自己中な行動が見られたら、アラームを立てるようにしましょう。
意識高い系クラッシャー!
特徴は、フレームワークや専門用語を多発する人です。
フレームワークは確かに強力なツールですが、
根幹まで理解できおらず、フレームワークの提示で終わることが多いです。
また、このタイプは仕切りたがります。
議論を纏めることより、場をコントロールすることに全力を尽くします。
変な専門用語を話始める人がいれば、アラームを立てるようにしましょう。
勘違い型クラッシャー!
特徴は、基本、的を外している人です。
同じ資料を読んでいても理解が足りておらず、
前提や問題意識が全く共有できません。
地頭が悪いなら許せるのですが、
物事を素直に捉えられないため、議論を散らかしにきます。
「そもそもこれは何だっけ?」という方がいたら、
アラームを立てるようにしましょう。
事前対策!
クラッシャーは顔合わせである程度察しがつきます。
そのため、アラームが立った段階で事前対策を打ちましょう。
発言内容を限定させる!
クラッシャーを見つけたら、
発言を限定させるように質問をしましょう。
具体的には、
○○について、YESかNOかと、理由を端的に教えてください。
例えば、YESでコストを下げる必要がある。
売り数を増やす必要があるのように。
上記のように、質問をすることで、内容だけを聞き出すことができます。
無駄な時間を使わないためにも、
先に、選択型の質問をすることで限定することをしましょう。
些末なことを考えて貰う!
クラッシャーは仕事をしたがります。
つまり、仕事を与えてしまえば、
それに対して全力を注いでくれます。
しかし、論点などの重要な部分に参加させると話が先に進みません。
そこで、役割を与えるとしたら、書記役にアサインすることや、
発表するための資料作成をアサインするなど、
根幹に触れさせないような場所で協力してもらうような体制を整えましょう。
この効果は絶大ですので、是非、実践してみてください。
クラッシャー対応とコツ!
事前対策でクラッシャーを防げれば良いのですが、
大抵、そう上手くはいかないのが、
グループディスカッションです。
以下で、分類別の対応を解説していきます。
自己中心型クラッシャー対応!
自己中心型は意見をどんどん述べてきますので、
華麗にいなして、議論を進めていきましょう。
具体的には、
Aさんありがとうございます。
Aさんは○○について述べてくれたから、
また別の視点で、皆で考えてみようよ!
Bさんはこれについてどう思う?
上記を繰り返し続け、議論を纏めていきましょう。
意識高い系クラッシャー対応!
意識高い系は場を仕切りたがりますので、
便乗するように、議論を進めていきましょう。
具体的には、
Aさんが提示してくれた方向性で、
○○な視点をいれて考えていこうよ。
Bさんはどう思う?
上記を繰り返し続け、議論を少しずつズラしていきましょう。
勘違い型クラッシャー対応!
勘違い型は一番厄介だと言えます。
いつ、どこで議論を壊すか分からないからです。
そんな彼等への対策は、
都度、納得してもらうという丁寧な対応をすることです。
具体的には
Aさん、○○については○○だけど大丈夫だね!
Aさんが言っていたことは○○ってことだよね!
上記のように、一緒に考えた意識を常に持たせるようにしましょう。
まとめ
グループディスカッションのクラッシャー対応は重要です。
対策を知らないで挑むと、面食らってしまい、
それだけでグルーディスカッションを終えてしまいます。
クラッシャー対策までが、グルディスの対策となりますので、
是非、参考にしていただければと思います。