【人事コラム】新卒で業績不振の会社に入社してはいけない理由!

始めて勤める会社で、その後のキャリアが決まります。

なぜなら、仕事を始めて覚える場所がそこになるからです。

最初に出会った先輩、上司からは、

仕事の考え方、仕事の進め方など様々なことを学びます。

裏返せば、最初の会社の先輩、上司が無能なら、何も学べないということです。

そんな何も学べない環境で働きたくないですよね?

学べる環境を提供できない会社は、大抵業績も悪いです。

そんな会社に勤めることが無いように、

業績不振の会社に入社してはいけない理由をご説明します。

Sponsored Links

業績が悪い会社の特徴!

業績が悪い会社は、社員のモチベーションが低く、

自社愛などのコミットメントが低い特徴があります。

そこで働く人達は、頑張って働くが何故か報われることはなく、

ただただ、仕事に潰されていく生活を送っています。

そんな会社に勤めることが無いように、

先ずは業績が悪い会社の特徴をお話したいと思います。

 

特徴1:残業代などの固定費削減に躍起になる!

業績が悪い会社は、コスト削減に躍起になります。

「次のクォーターに回せ!」

「教育費は削れ!」

「残業はするな!」

など、小手先の数字を減らすことを追求します。

初年度は、無駄な部分を削げて効果は多少ありますが、

次年度以降も同様の基準で削り始めると、

社員がどんどん疲弊していきます。

予算を削るために、業務に集中できないという

負の連鎖も招き、本末転倒な事態に最後は着地します。

 

特徴2:上層部が責任をとらない!

業績が悪い会社は、上層部だけが甘い蜜を吸っています。

部下に様々な規制をして働かせ、

その部下の苦しみの成果を、部下に還元せず、

自分の手柄としてどんどん上に上がっています。

そのため、会社の業績が厳しくなっても、

上層部は痛みを感じず、責任も取ることをしません。

そもそもそんな彼らが、他社に転職できる訳がなく、

定年を迎えるまで、その負の連鎖が続いていきます。

 

特徴3:管理職が管理職になれていない!

業績が悪い会社の管理職は、

育成や勤務管理などの意識がとても希薄です。

なぜなら、上層部から求められるのは、

業績改善であり、そんな短期的に成果が出ない部分に

取り組んでも、全く評価されないからです。

そんな環境では、管理職はプレイヤーのままであり、

部下を考慮した真の管理職にはなれていないのです。

 

上記のように、業績が悪い会社は、

「効率性」を求めるあまり、

そもそも自分達がどこへ向かうべきか

分からなくなっている場合が多いです。

そんな目的が超短期的な会社は、

社員がとても疲弊しており、働きやすい会社とはいえません。

Sponsored Links

新卒が入社してはいけない理由!

上記が業績の悪い会社の特徴ですが、

なぜ、新卒がそんな会社に入社してはいけないのかを、

ご説明したいと思います。

 

新卒では抜本的な改革を行えない!

新卒の影響力は、残念ながらほぼゼロです!

改革を行うためには、

制度や施策、方針を決定する人に影響を与える必要があります。

しかし、大抵そういう人は新卒の意見を下に見て、

先ずは一人前になってから発言をしろというような態度です。

良いものを取り入れること、変化に対する拒絶反応がある方が多いです。

つまり、業績の悪い会社に勤めると、

一人前になったと認めてもらえるまで、

ソルジャーとして働き続けなくてはなりません。

そんな無駄な期間を過ごす必要は皆さんにありませんので、

入社をお勧めしません。

 

時間管理が優先され、成長の機会を失う!

先程も少し触れましたが、

業績の悪い会社は残業などの時間管理がうるさいです。

新卒にとって、ある程度のインプット量は重要になるのに対し、

早く帰れという指示で、インプット量が足らず、

一人前になるまでに、他社と比較すると時間がかかってしまいます。

1万時間の法則が取り上げられますが、

新卒は早くこの1万時間をやることで、量的な一人前になる必要があるのに、

その成長スピードが時間管理によって阻まれます。

同じ仕事をしていても、他社の人が3年で身につけたことを、

5年もやらないと身に付かないのは嫌ですよね?

これが、2点目の私がお勧めしない理由です。

 

優秀な人材がいない可能性が高い!

業績が悪い会社に優秀な人はいません。

なぜなら、優秀な人しかいなければ、

業績が悪くなることもありませんし、

業績が悪くなってもリカバリーをして立て直すからです。

優秀な人がいない会社で働いても、

何も学べませんし、会社が仮に潰れたら、行く当てもなくなりますよね!

これが、最後の私がお勧めしない理由です。

 

上記、新卒が入社してはいけない理由をお話しましたが、

最後に業績が悪い企業を見分けるポイントをご紹介したいと思います。

 

・過去3年間の決算書が連続で赤字である。

・ニュースや新聞にネガティブな報道をされている。

・過労死やブラック企業の認定がされている。

 

まとめ

新卒で業績が悪い企業に入社してはいけません。

なぜなら、業績が悪い企業には、悪いなりの理由があるからです。

皆さんの貴重な時間をどこに投資するかを真剣に考えてみてください!

業績不振の会社で疲弊する必要はありません。

是非、そんなことを注意して企業を選んでいただきたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。