インターンシップとは何か?目的、募集と給料、海外NPOインターンはおすすめ?

近年、企業に注目されているインターンシップですが、

言葉をよく耳にするだけで、

実態まで深く分かっている方は少ないと思います。

これから、インターンシップの全体像を解説しますので、

インターン選びの参考にしてください。

この記事で分かること!

・インターンシップの全体像

(目的、内容、類型、期間などの基本情報)

・インターンシップに参加する時期

(大学3年生は積極的に参加するべき)

・インターンシップの参加方法

(マイナビ、リクナビに登録しよう)

・特殊インターンシップの概要

(海外インターン、NPOインターンの内容)

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インターンシップとは何か?

インターンシップとは、キャリア支援の一種で、

企業等が学生に就業体験をさせるプログラムのことです。

インターンシップの参加にも選考があり、

通常の就職活動と同様のフローで、

募集からインターン生を決定します。

希望する志望動機や自己PRポイントなどを聞かれますので、

インターンシップ=プレ就職活動

とも言えます。

近年、多くの企業が導入するようになり、

採用選考前の主流となっています。

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インターンシップの目的!

インターンシップを企画するのが企業側のため、

企業がインターンシップを企画する目的と意図について、

以下で解説していきます。

フライングで人材を獲得したい!

企業は採用活動開始時期より前に、

多くの優秀な学生と会いたいと考えています。

現状の経団連が推奨する就活フローでは、

数カ月しか企業アピール時期が無く、

募集の母集団を集めにくくなっています。

そのため、

企業は就業体験名目で、

複数回実施でき、多くの学生を呼べるインターンを

積極的に活用したいと考えています。

プレ選考が実施できる!

就業経験をさせることで、

インターン生の働きぶりや価値観などを

確認することが可能です。

インターンに参加した人の中から、

企業にマッチする人間を選択することで、

候補者と企業のミスマッチを減らすことができます。

筆記試験、面接以外の側面から、

候補者を見ることで、採用の質の向上に繋がります。

インターンシップとアルバイトの違いは?

近年、インターンシップとアルバイトは、

大きな違いという意味では、境が無くなりました。

以前は、インターンシップというと無給で、

期限付きの就業体験という要素が強かったですが、

長期間バリバリ働いて、給与も支給されるプログラムも増え、

違いと境が分からなくなっているのが印象です。

強いて言うのであれば、

採用選考の意味合いが強くなったことが、

インターンシップとアルバイトの違いでしょう。

また、学生の意識も、

インターン=就職のため

アルバイト=お金を稼ぐため

という棲み分けがなされているのが現状となっています。

学生の意識レベルでは違いが生じています。

インターンシップに参加するメリットとは?

先程は企業側からインターンシップを考えましたので、

学生がインターンに参加するメリットを以下で解説します。

気になる企業を深く知れる!

インターネットで調べただけでは、

企業を深くまで理解することはできません。

また、パンフレットなどには良いことしか書かれません。

皆さんと企業のミスマッチを無くすためにも、

インターンシップに参加して企業の雰囲気を知ることは大切です。

実際に働いている人と触れ合うことは、

企業を感じることができる良い機会です。

是非、気になる企業へは積極的に参加すべきです。

採用内定に繋がる!

インターンシップも就活の自己PRの場です。

インターン中に有能さが証明されれば、

それで企業に目をつけてもらえて、内定に直結します。

どの企業も採用とは関係ないと言いつつ、

インターンで良いと思った人に対しては、

個別に選考応募の誘いや面接を用意します。

実態は選考のフライングとして活用されていますので、

是非、早い段階で参加することをおすすめします。

インターンシップに参加するデメリットとは?

インターンに是非参加していただきたいのですが、

以下は注意点となりますので、頭の片隅に置いてください。

何となく参加するのは危険!

目的なくインターンに参加すると、

無駄に時間を消耗することになります。

行きたい企業、気になる企業に参加することを

前提としましょう。

インターン先の選択はとても重要です。

インターンで落とされることもある!

インターンで何かをやらかしてしまうと、

それだけでマイナス材料となります。

インターンは真剣に挑むようにしましょう。

未だ、学生気分の方も多いと思いますので、

ロジカルに考えて問題解決できていれば、

それだけで高評価につながります。

一歩高い目線でインターンには参加しましょう。

インターンシップの種類と期間!

インターンシップの種類は、

期間と主催者で分けることができます。

種類①:1day~1week短期インターンシップ

1dayインターンは、短期決戦となります。

時間が極端に少ないため、

実施できること、伝えられることには限りがあります。

会社説明会、職場見学の要素が強いです。

種類②:1ヵ月中期インターンシップ

1ヵ月以下のインターンシップは、

給与は発生せず、会社説明会、

グループディスカッションのような、

企業から学生へ企業紹介的な要素が強いです。

種類③:6ヵ月長期インターンシップ

6ヵ月以上の長期型のインターンシップですと、

給与が発生し、従業員と一緒に何かを行う要素が強くなります。

勿最初はコピーや資料の整理などが多いと思いますが、

数か月経過すると、

何かしらのミッションを与えられ取り組む機会がでてきます。

種類④:ベンチャー企業主催のインターン

ベンチャー企業主催のインターンは、

アメリカなどで見られる採用直結型のインターンシップを

導入する場合が多く、期間も長期的な意味合いが強いです。

ベンチャー企業の場合、学生に対応できる社員数が少ないため

どうしても価値提供型なインターンシップというよりは、

就業訓練型の要素になります。

種類⑤:中大手企業主催のインターン

中大手企業主催のインターンは、

価値提供型の会社説明会的な要素が強いものになります。

会社の事業に関係する課題を与えられ、

事業研究をしながら、会社やビジネスについて

知っていただくことを目的として設計されています。

やはり、大企業が考えるプログラムなので、

骨格があり安定した内容となっています。

種類⑥:各法人(NPO、NGOなど)インターンシップ

独自のプログラムとなっております。

資金がない分、民間企業と協力したプログラムを

提供することなど、バラツキがあります。

私が参加したプログラムは、

地方再生型インターンシップで、

町の過疎対策、自然保護対策などを主題に

稼げるビジネスを考える内容でした。

各法人も資金がなくなれば、

維持ができなくなりますので、

そういう一面を学べたことは大きいと思いました。

種類⑦:海外インターンシップ

海外企業主催のインターンは、

海外で就業体験を積むことになり、

英語でのコミュニケーション能力、異文化理解力を向上できます。

短期でも海外での実務経験を積むことが出来れば、

新しい視点が得られ、英語を求められる企業では

プラス評価に繋がりやすいと言えます。

インターンシップのプログラム内容!

インターンシップのプログラム内容は、

大きく分けて4類型となります。

会社説明会型

会社を知っていただくことを目的とした

会社紹介型のインターンシップです。

多くのスライド資料や会社パンフレットなどを使い、

会社の製品や会社の置かれている環境などを理解してもらいます。

何かの課題を解決させる内容ではなく、

自社を知ってもらう、理解してもらうことを優先に構成されています。

職場見学型

代表的な例だと、工場見学を実施するインターンシップです。

実際に働いている人を見て、環境を感じて、

「入社したら全然違うなと感じさせない」ようにすることを目的としています。

製造業だと、クリーンルーム体験などがあり、現場を感じることができます。

できるだけ多くの働いている人、環境を知っていただくことを優先に構成されます。

ワークショップ型

問題解決を重視したインターンシップです。

代表的な例は、ある課題に対して、

学生グループで結論をだすといった内容です。

困難なビジネスシーンなどを想定させることで、

参加した学生の思考力や柔軟性などを企業は見ます。

学ぶ、知ることを目的としたインターンシップとは違い、

選考の色も多少ありますし、同じ学生同士で議論できるので、

緊張感を持って取り組めます。

学生の実力を見たいためストレッチな課題で構成されます。

実労働型

在籍社員と同じ仕事をするインターンシップです。

試用期間のように、正社員と同じ仕事を行います。

その分、給与や日当が支給されるケースが多いです。

例えば、プログラマーがインターン生として、

企業に参加するケースなどが該当するでしょう。

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インターンシップは給料がでるの?

インターンシップで給与が支給されるかは企業によります。

中短期インターンシップの場合、

業務を実施させることは少ないため、

大抵、交通費のみ支給で給与は無給となります。

長期インターンシップの場合、

実労働を伴う性質が増すため、

日給1万円、時給1,000円、

成果報酬がある場合は、出来高いくらなど、

給与が発生するケースが多いと言えます。

インターンシップの時期はいつから?

インターンシップの時期は、

インターンシップによりますが、

大学2年生からでも参加することができます。

私自身、出版業界のインターンシップに、

大学2年生でエントリーしていました。

ただし、大学2年生ではあまり就職の意識もなく、

お遊び、経験の意味合いになってしまいました。

そのため、

皆さんには、大学3年生になったら、

インターンシップにエントリーすることをおすすめします。

現状ですと、6月募集、7月、8月スタートの夏季インターンなどが迫っています。

是非、積極的に参加するようにしましょう。

インターンシップの募集応募方法!

インターンシップの時期は企業により異なるため、

ホームページなどを随時チェックする必要があります。

とは言っても、夏季インターン、冬季インターンは、

1dayインターン含め実施する企業が多いため、

6月、11月に応募するようにスケジュールを組むと良いでしょう。

募集は、ホームページ、求人サイト、ハローワークなどで行われます。

毎回ホームページをチェックするのも面倒なので、

リクナビ、マイナビなどの求人サイトは、現段階で登録しておくと良いでしょう。

リクナビ、マイナビに登録すると、

「気になる」とした企業のインターン情報や、

企業情報を自動でアラートを立ててくれます。

大学3年生の今から就活サイトを利用することで、

スムーズなインターン応募含め、効率的な就活が可能になるため、

是非、先手を取った行動をしていただけると良いでしょう。

まとめ

インターンシップの全体像を理解することで、

自分がどの内容を選択するかの参考にしてください。

インターンに参加すれば内定が貰えるわけではないですが、

何もしない方よりはプラスに働きます。

積極的にインターンを活用するようにしましょう。

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