グループワークのテーマは様々ですが、
流れや進め方に大した差はでません。
これから、グループワークの流れと進め方、
時間配分や練習法、クラッシャー対応までの、
全体像について解説していきます。
グループワークとは!?
グループワークとは、
グループに分かれてテーマに沿った課題を実施することです。
数人で構成されたグループ内で、
テーマに沿った個人ワーク、議論、纏めをして、
何らかのアウトプットを発表することが求められます。
議論プロセスを見ることで、
その人間の考え方や集団での態度などが分かることで、
企業の選考で導入されることが多くなってきています。
また、比較対象としてグループディスカッションがあります。
実態として、テーマの種類が異なるだけで、
GDもGWも大きな違いはないものになっています。
そして、評価ポイントとしては、
地頭は勿論、議論の進め方や流れ、
議論中の態度など様々な視点で見られます。
企業によって、重視するポイントは違いますが、
総じて、協調性と主体性は評価基準となるでしょう。
グループワークの流れ!
グループワークは約20~30分以内での対応が求められます。
テーマは企業によりますが、大まかな流れは以下となっています。
(1)テーマの提示
テーマを与えられます。
企業によりますが、
資料を渡されるだけの場合もあります。
(2)個人ブレスト
与えられたテーマに対し、
自分の意見を考えます。
短い時間で、資料を読みつつ、
考えを纏めるため、ハードです。
(3)グループブレスト
自分の意見と周りの意見出しを行います。
時間を意識して、全員の意見出しが
終えられるよう配慮する必要があります。
(4)まとめ
ブレストの内容や、議論の中で生じた内容から、
最終的なグループの意見をまとめます。
時間内に必ずまとめる必要があります。
(5)発表
まとめて終わりの場合もありますが、
簡単に担当者に結果をレビューします。
企業によっては、
そこからフィードバックがあります。
グループワークの進め方と時間配分!
グループワークの進め方と流れを解説します。
「テーマの提示」と「個人ブレスト」
テーマの提示と個人ブレスト段階は、
全て、個人作業になります。
短い場合、2~3分で資料を読んで、
自分の意見を纏める必要があります。
この段階での進め方は、自分で
「着地点」と「ゴールイメージ」を確定させることです。
着地点については、
テーマについての回答になっているか?
理由付けのロジックに無理はないか?
を意識する必要があります。
ゴールへのイメージについては、
着地点に繋がりそうな要素を纏めておくことです。
「グループブレスト」
長いと5~15分程度、時間をとられてしまいます。
討議の纏め、発表準備もあるため、
個人の意見出しが長引きそうな場合、
時間管理について助言はした方が良いです。
この段階の進め方としては、
周りの意見をしっかり聞いて、
メモをとっておくことが重要になります。
纏めの段階で、
各意見をグルーピングして
要素別に集約をするため、
ここで上手く整理できないと
纏める段階でスムーズにいかなくなります。
「まとめ」と「発表」
ワークを整理して、発表をする段階です。
着地点と周りの意見のグルーピングが
できていれば、スムーズにいきます。
テーマに沿った答えになっているかは確認しましょう。
グループワークの練習法!
グループワークは練習で鍛えられます。
事前準備をした後、実践で試すことが大切になりますので、
ポイントを押さえておきましょう。
テーマの分類を理解しておく!
テーマについては企業毎に違いますが大枠の分類はあります。
分類を理解することで、
直前に面を食らって思考停止にならないよう、
どんな形式の問題が出題されるか理解しておきましょう。
役割を理解しておく!
役割決めが行われることは多いです。
各役割の求められる行動、手順を理解しておきましょう。
コツを理解しておく!
グループワークのコツはワークの進め方です。
先ずは、課題の定義付けを行い、最終地点を確認します。
その後、個別のアイディアを出し、
そのアイディアの要素を整理します。
そうして出来上がった流れを、
最終的にロジック確認をして発表するということをしましょう。
クラッシャー対応!
事前対策でクラッシャーを防げれば良いのですが、
大抵、そう上手くはいかないのが、
グループディスカッションです。
以下で、分類別の対応を解説していきます。
自己中心型クラッシャー対応!
自己中心型は意見をどんどん述べてきますので、
華麗にいなして、議論を進めていきましょう。
具体的には、
Aさんありがとうございます。
Aさんは○○について述べてくれたから、
また別の視点で、皆で考えてみようよ!
Bさんはこれについてどう思う?
上記を繰り返し続け、議論を纏めていきましょう。
意識高い系クラッシャー対応!
意識高い系は場を仕切りたがりますので、
便乗するように、議論を進めていきましょう。
具体的には、
Aさんが提示してくれた方向性で、
○○な視点をいれて考えていこうよ。
Bさんはどう思う?
上記を繰り返し続け、議論を少しずつズラしていきましょう。
勘違い型クラッシャー対応!
勘違い型は一番厄介だと言えます。
いつ、どこで議論を壊すか分からないからです。
そんな彼等への対策は、
都度、納得してもらうという丁寧な対応をすることです。
具体的には
Aさん、○○については○○だけど大丈夫だね!
Aさんが言っていたことは○○ってことだよね!
上記のように、一緒に考えた意識を常に持たせるようにしましょう。
まとめ
グループワークの全体像を掴むことで、
スムーズなワークができるように準備をしましょう。
事前準備や事前に得た知識が、
ワークを成功させるカギを握っています。
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