グループワークの進め方やコツが分からず、
GWに苦手意識を持っていませんか?
GWもGDと同様で、
知っていれば勝てる内容の選考です。
ただし、少しGDと異なる点が、
戦略的に進めていかないと、
アウトプットが空中分解してしまうことです。
そうならないために、これから、
戦略的グループワークについてご説明します。
グループワーク(GW)とは?
どうしても苦手意識を持ってしまうGWですが、
そもそもグループワークはどんな選考なのでしょうか?
グループワーク
あるテーマについて、
約1時間程度で共同作業をします。
ビジネスケーススタディーなどの
幅広いテーマを設定されますが、
特徴は、
模造紙やパワポでまとめるという
アウトプットを求められることです。
目的
GWは議論プロセス(態度、議論内容)から、
ポテンシャルや行動特性を観察し、
企業にフィットする人材かどうかを
見極めることにあります。
一度の議論で複数人を精査できることから、
効率よく足切りができるので、
企業が導入するメリットは高いです。
流れ
(1)テーマの提示
テーマを与えられます。
企業によりますが、
資料を渡されるだけの場合もあります。
ホワイトボードが多くの場合、用意されます。
(2)個人ブレスト
与えられたテーマに対し、
自分の意見を考えます。
短い時間で、資料を読みつつ、
考えを纏めるため、ハードです。
(3)グループブレスト
自分の意見と周りの意見出しを行います。
時間を意識して、全員の意見出しが
終えられるよう配慮する必要があります。
(4)まとめ
ブレストの内容や、議論の中で生じた内容から、
最終的なグループの意見をまとめます。
時間内に、発表資料の準備含め
取り組まなければなりません。
(5)発表
代表が担当者にプレゼンをします。
その後、作業中の様子やプレゼンについての、
フィードバックがあります。
評価基準
GWの主な評価基準は、
「協調性」「主体性」「まとめる力」になります。
協調性は、討議中の候補者の役割や立ち位置、
周りをどう活かしているかなど、
協調的な行動がとれているかどうかが見られます。
勿論、協調性がないと落ちることになります。
主体性は、積極的に議論に参加しているかが見られます。
議論で発言をしないことは、
そもそもの評価対象にもなりませんので、
必ず議論に参加するようにしましょう。
まとめる力は、意見の集約や、
グループの方向付けなど、くくる能力が見られます。
ただし、リーダーになれという訳ではありません!
役割がリーダーでなくても、
まとめる力が発揮される行動をとるということです。
戦略的グループワークのすすめ!
GWはアウトプットが用意できないと、
全員落ちることになります。
つまり、纏まらない場合は、
最後は一人で駆け抜けなければなりません!
それを前提に、
戦略的グループワークで重要になる
「ゴールイメージ」「フレームワーク化」
「タイムマネジメント」についてご説明します。
「ゴールイメージ」
与えられたテーマに対して、
どんな着地が好ましいかをイメージします。
最終的に議論が分解した場合、
残りの時間で、一人で全て完結させるためです。
目安ですが、5分の発表でしたら、
スライド7~8枚を10分あれば纏められます。
「フレームワーク化」
テーマに対し、
どんな視点で纏めるかを考えるのに
フレームワークは大変役に立ちます。
フレームワークで最終的に纏めると、
モレ、ダブりなく集約します。
この内容を知っていれば、
どんな場面でも打開できますので、
数種類のフレームワークを
使えるようにしておきましょう!
「タイムマネジメント」
先程から述べていますが、
アウトプットできないと落ちます。
100%を求めて時間超過するなら、
80%で時間内に終えられる方を優先しましょう!
時間とクオリティーのバランスを
必ず意識して、GWに取り組んでください。
戦略的グループワーク対策
これから、グループワークの際、
最低限知っておくべきフレームワークを
ご紹介しますので、是非有効活用してください。
【3M】
リソースを分類し、どう活用していくかを導く。
ヒト、モノ、カネ(情報)の視点で捉える。
「人(Men)」・・・労働力、人材etc 「物(Materials)」・・・土地、設備etc 「金(Money)」・・・資金、資産etc |
【ファイブフォース】
業界構造を分析し、戦略を導く。
新規参入の脅威、代替品の脅威、買い手の交渉力、
売り手の交渉力、同業他社との関係の視点で捉える。 「新規参入の脅威」・・・競合数、シェア、戦略etc 「代替品の脅威」・・・ニーズ、コストetc 「買い手の交渉力」・・・ブランド化、コモディティ化etc 「売り手の交渉力」・・・希少性、独自性etc 「同業他社との関係」・・・シェア、競合数etc |
【競争戦略】
業界でのポジションを決め、戦略を導く。
集中戦略、差別化戦略、コストリーダーシップ戦略の視点で捉える。
「集中戦略」・・・リソースを集中させ戦う。 「差別化戦略」・・・付加価値をつけ戦う。 「コストリーダーシップ戦略」・・・価格帯で戦う。 |
まとめ
グループワークは、
就活だけでなく、社会人になっても
研修や業務で行う機会があります。
ある種のゲームのように、
フレームワークを使えば
纏めることは容易いです。
コツを掴むためにも、
ゼミやインターンシップなどに
積極的に参加してブラッシュアップしていきましょう!
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