人事として言えることは、
グルディスで落ちる人はすぐに判断がつきます。
議論を外から見ると分かりやすいのですが、
大抵決まった行動や特徴を持った方です。
勿論、選考を通過させる人も共通の特徴があります。
これから、上記のような特徴について、
グループディスカッションで落ちる理由を含めて、
解説しますので、是非、選考の参考にしてください。
目次
グループディスカッションで落ちる理由!
皆さんは、何故グルディスで落ちると思いますか?
議論を見るだけで、何が分かるのかと疑問に思うでしょう。
しかし、落ちる人にはそれなりのパターンがあります。
これから、落ちる人の特徴をお話する前に、
グルディスの選考基準について、先ずは解説したいと思います。
グループディスカッションの選考基準!
グループディスカッションは、
「主体性」と「協調性」
を見極めるための選考です。
面接で、
「私は主体性と協調性を合わせ持っています。」
と言われたところで、証拠はあるのかと疑問に思いますよね?
つまり、面接では判断のつかない点について、
グルディスで見極めるということになります。
特に、グルディスは、
筆記試験後の面接前に実施されることが多いです。
このことは、面接でアピールする前に、
「集団生活を円満に送ることができるかどうかを見る」
という隠れたメッセージとなっています。
さて、具体的なポイントについてですが、
主体性については、
議論に向かう姿勢、発言の回数、内容など、
議論へ自ら参画しているかが見られます。
おそらく、企業の求める人物像で、
主体性のある人間というフレーズは、
多く耳にしていると思います。
ここで主体的に行動できないようでは、
厳しいようですが、仕事においていかれます。
自分で考え自分で行動する自走できる方を、
企業は確保したいと考えていますので、
とても大切な要素となっています。
次に、協調性については、
周囲への配慮、議論での立ち振る舞いなど、
議論をしている際の態度が見られます。
周りを気にせず自分本位であることや、
聞く態度が悪いことは、
一緒に働きたいと思えない要素となります。
企業担当者に一緒に働きたいと思わせることが、
内定を獲得するために必要となりますので、
謙虚な姿勢でいることを心がけましょう!
上記を踏まえて、
具体的にどのような人が、どのような理由で、
グルディスを落ちるかを以下で解説していきます。
発言をしない!(主体性)
グルディスの選考基準の主体性について、
発言しないことは致命的です。
議論で発言しない限り、
グルディスは絶対に通過できません。
人の話を聞くことは議論ではないので、
必ず発言するようにしてください。
例え間違っていても良いのです。
何もしないことは諦めていると見られますので、
行動(発言)を必ずするようにしましょう!
議論を壊す!(協調性)
グルディスの選考基準の協調性について、
議論を壊すクラッシャーは致命的です。
人の発言を否定する、
人の発言を聞いていない、
自分の意見しか話さない等、
議論を成立させない人は必ず落ちます。
アピールしなきゃと焦ってしまい、
自分本位で議論を進めないよう、
常に冷静を心掛けるようにしましょう。
グルディスは自分を通す場ではなく、
周りの意見を集約する場です。
選考を通過する人の特徴!
先程はグルディスで落ちる人の特徴に触れましたが、
通過する人の特徴を以下で解説したいと思います。
議論をゴールへ導ける!
議論は必ず終結させる必要があります。
そのため、意見をぶつけているだけで、
テーマが纏まらなければ、
どんなにアイディアの質が良くても、
チーム全体で落ちることになります。
そうさせないためにも、
議論のある程度の見通しを立てるなどの
方向付けができる人や、
議論内容がズレてしまった場合、
議論を修正できる人は高評価を得ます。
人事の視点で言いますが、
議論を方向づけることや、
議論の修正ができただけで、
グルディスは通過させることをします。
意見を上手く纏められる!
議論をしている際、意見の集約が必ず必要になります。
○○さんの意見と○○さんの意見は、
○○というキーワードで共通しているよね! ○○さんと○○さんは、 ○○という視点で共通認識があるね! |
など、各要素に纏めていくことで、
議論は最終的に終着することなります。
つまり、上記のような
グルーピングができる人は、
物事を客観的に整理ができ、
意見を纏める能力があると見られ、
企業から見て、高評価となります。
人事の視点ですが、
やはり方向付けと合わせて、
この対応ができる方は選考を通します。
論理的に話せている!
最も私が重要だと思う内容です。
なぜなら、
グルディスは与えられたテーマに対して、
何らかの答えを出す必要があり、
回答はテーマの解となっていなければならないからです。
例えば、テーマが、
「せっけんを100個売り上げるためにどうするか?」 と設定された場合、 せっけんを売るためにどんな手段を用いるかが聞かれています。 それが広告なのか、売る場所なのか、 手段はいくらでもあると思いますが、 議論が膨らんでいき、 働いている人のコストを下げないといけないと、 仮に、答えが纏まってしまったとします。 |
その場合、
売り上げる手段がコスト削減ではおかしいですよね?
このようなことにならないてにも、
論理的に考え論理的に話している方は、
とても重宝されます。
纏めると、
テーマの答えとして正しくないことを回答しないためにも、
論理的に話していく必要があります。
まとめ
グルディスで落ちる人について触れましたが、
大切なのはどうやって通過するかです。
後半部分で、通過する人の特徴を説明しました。
皆さんには落ちないために何をするかでなく、
通過するために何をするかに集中していただきたいです。