多くの方が、面接を受ける際、
一問一答に意識を集中させますが、
入退室のマナー等も重要な評価要素です。
面接は人柄を判断する選考です。
完璧に質問を答えることが、
内定へのゴールではないことを、
皆さんには、先ず意識していただきたいです。
これから、上記を踏まえて、
「面接の流れ」、「入退室のマナー」、
「面接官への配慮」について、
お話させていただきます。
目次
面接の流れ!
面接の流れを理解することは、
内定への近道といっても過言でありません!
全体像、細かなポイントを理解することで、
面接内容以外で減点がないようにしましょう。
キーワードは、「挨拶とお礼」です。
完璧な例題通りの動きを求めるのではなく、
挨拶とお礼のタイミングを理解して、
柔軟に対応できるようにしましょう!
面接の日時、場所の指定
ES、筆記試験を通過すると、
面接の案内を受け取ることになります。
自動化が進んでいる企業であれば、
ネットで、日程、場所を決定します。
アナログな企業であれば、
電話で日程を調整することになります。
最終面接に近づくほど、企業から電話があり、
日程調整することになりますので、
電話での応対は訓練しておきましょう!
最終面接に近づくほど、電話での調整が必要になる理由は?
人事部長、部門長等の決定権を持つ方々との スケジュール調整が必要になるからです。 |
受付と待機
企業に着いたら、先ずは受付です。
大学名、名前、要件をお伝えしましょう。
受付後、待合室に案内されます。
待合室では、緊張でガチガチだと思いますが、
周りに迷惑をかけないよう静かに過ごしましょう。
周りの方とお話をしても構いませんが、
声のボリュームには気をつけましょう。
<受付編>
【あなた】 ○○大学の○○と申します。 本日は、御社の面接で伺いました。 【受付】 お越しいただき、ありがとうございます。 〇〇会議室でお待ちください。 順番になりましたら、お呼びします。 【あなた】 ありがとうございます。 よろしくお願いします。 |
入室と挨拶
ノックを3回して入室します。
入室と同時に、面接官を見て、挨拶をしましょう
<入室編>
【あなた】 ノックを3回する。 【面接官】 どうぞ、お入りください。 【あなた】 失礼します。 ドアを開け、面接官に、 「おはようございます。/こんにちは。」 「本日は、よろしくお願いします。」 |
着席と自己紹介
入室後、椅子の横まで歩きます。
着席前または着席後に、
自己紹介をお願いされますので、
指示に従いましょう。
<着席前の自己紹介>
【あなた】 入室後、椅子の横で止まります。 【面接官】 大学名とお名前をお願いします。 【あなた】 〇〇大学の○○です。 本日は、よろしくお願いします。 【面接官】 ありがとうございます。 着席お願いします。 【あなた】 はい。失礼します。着席。 |
<着席後の自己紹介>
【あなた】 入室後、椅子の横で止まります。 【面接官】 着席お願いします。 【あなた】 はい。失礼します。着席。 【面接官】 自己紹介をお願いします。 【あなた】 〇〇大学の〇〇です。 本日は、よろしくお願いします。 |
質問と回答
面接官の質問に対して、
簡潔に、意図を汲み取りながら、
回答していきましょう。
最低限、聞かれる質問は、
以下となりますので、回答準備しておきましょう。
自己紹介をお願いします。
志望動機をお願いします。
学生時代頑張ったことは何ですか。
挫折経験をお願いします。
逆質問
皆さんの質問を汲み取る場です。
給与や福利厚生は質問せず、
キャリア、仕事内容等を、
質問するようにしましょう。
質問例は以下となります。
退室とお礼
終了の合図がありましたら、
お礼を伝え、退出しましょう。
<退室編>
【面接官】 本日の面接は以上です。 ありがとうございました。 【あなた】 ありがとうございました。 立席。ドアまで歩く。 ドアの前で、面接官に向け、 「本日はありがとうございました。」 と伝えて、部屋から退室する。 |
入退室マナー!
入室マナー
ドアを3回ノックして入室する。
入室後、ドアを閉めた後、挨拶をする。
イスの横まで歩き、合図があったら着席する。
ノック回数で神経質になる必要はありませんが、
3回がスタンダードなので、それで覚えましょう!
「トン、トン、トン」です。
また、ながら挨拶は避け、
動作と挨拶は分けて行いましょう。
緊張で落ち着くことは難しいと思いますが、
落ち着きのある行動を心掛けるようにしましょう。
退室マナー
イスから立ち、お礼を告げる。
ドアの前で再度お礼を告げ、退室する。
上記と同様に、ながら挨拶は避け、
動作と挨拶は分けて行いましょう。
イスから立ってお礼としていますが、
座ったその場でお礼をして、
立ち上がっても構いません。
重要なのは、
しっかりお礼を伝えることになります!
面接官への配慮とは?
企業において、採用活動は重要です。
永続的な繁栄が企業の目的ですので、
優秀な人材をいかに確保できるかは、
最重要課題となっています。
しかし、実際の面接官にとって、
採用活動は面倒なだけの作業です。
新任面接官の場合、
20分の面接をするために、
教育含めると2時間程度が必要です。
興味がある方であれば、苦痛になりませんが、
採用に興味がない面接官は、
教育の時間を含め苦痛に感じます。
また、面接官は、
優秀な社員と決定権を持つ管理職から選ばれます。
彼らは、トッププレイヤーなので、
例え数十分でも、企業全体の生産性は低下します。
彼らは、生産を止めて、
学生のために時間を使っているのです。
この意識を、皆さんに持っていただきたいです!
この意識を持っていただければ、
形式的な挨拶とお礼にはならないと思います。
そんな余裕はないかもしれませんが、
是非、言葉に感情がのせられるようにしましょう!
<意識レベル>
貴重な場を提供していただき、 ありがとうございます。 本日は、お手数をお掛けしますが、 お付き合いよろしくお願いします。 |
まとめ
単に、流れを暗記するだけでなく、
重要なのは「感謝の意」です!
貴重な場を提供してくれた会社、
貴重な時間を割いて付き合ってくれる面接官、
皆さんの選考でありますが、
相手への慮る気持ちは忘れないようにしましょう!
この気持ちを持っているかどうかは、
直接的にとは言えませんが、
必ず内定にも効いてきますので、
是非実践していただきたいです。
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