志望動機はES、履歴書で書くことになり、
面接では必ず聞かれる内容となっています。
これから、就活において重要になる志望動機の例文と、
履歴書、ESでの書き方、面接での回答のコツを解説していきます。
目次
志望動機の評価基準とは!?
志望動機は、先ずESという形式で企業に届けられます。
この段階では、人事だけの目に触れ、ふるい分けが行われます。
筆記試験、適性検査とのバランスを見て、
無事に書類選考を突破すると、次は面接官の目に触れることになります。
上記の流れを見て分かる通り、
評価者は「人事」「面接官」ということになります。
つまり、皆さんは彼らを意識して志望動機を書く必要があるということです。
それぞれ評価ポイントと意図がありますので、以下解説します。
以下のポイントが注意点となりますので必ず意識するようにしましょう。
人事が見るポイント!
人事は採用面接官に、時間を使わせているという申し訳ない意識が強いです。
つまり、会うに値しない人間は振るい落としたいと思っています。
そのような背景のため、「読みやすさ」、「分かりやすさ」を重視します。
それぞれのポイントは以下です。
読みやすさ
志望動機は読みやすい必要があります。
なぜなら、読むに堪えない文章を採用担当官は読まないからです。
彼等はあまり志望動機などをじっくり読む時間がありません。
簡潔に纏まって流れるように読めることが重要です。
読みやすい文章を書くポイントは、PREPを活用することです。
「要点(Point)」・・・私は、~ました。
「理由(Reason)」・・・なぜなら、~です。
「例(Example)」・・・具体的には、~です。
「結論(Point)」・・・以上から、~です。
また、注意点は、ダラダラ書かないということです。
ダラダラと「、」続きの文章は読んでいて疲れます。
「、」を多用することなく、短い文章で流れを意識するようにしましょう。
分かりやすさ
志望動機は分かりやすい必要があります。
なぜなら、支離滅裂な内容では言いたいことが伝わらないからです。
伝わる文章を書くポイントは、ロジックを確認することです。
独立変数と従属変数の関係が正しいか?
モレ、ダブりのないロジカルシンキングに沿った文章になっているか?
を、綿密に確認することがとても重要になります。
また、注意点は、具体性になります。
理由が具体的にイメージできる内容になっていないと、
受けても何を言っているか分からなくなってしまいます。
抽象的な言葉を使わず、具体的な言葉を選択するようにしましょう。
面接官が見るポイント!
面接官は人事担当と異なり一緒に働けるかどうかなど、
皆さんの良いところを探そうとします。
特に、「志望目的」、「スキル/能力/経験」について重視します。
以下、それぞれ解説します。
志望目的
志望動機にはあなたの「目的」が含まれるはずです。
今までの興味関心、志向等を背景に、
その企業でやりたいことや成し遂げたいことがあるから、
受けてみようと皆さんは考えると思います。
そのような何を考えて、どんなことを望んで、
弊社を受けに来てくれたのかを企業は確認したいと思っています。
スキル/能力/経験
志望動機にはあなたが何かを成し遂げる「手段」が含まれるはずです。
やりたいという想いだけでは、企業で何かを成し遂げることはできません。
志望動機では、私が何かを成し遂げるために、
こういう能力や経験があることが必ず含まれることになります。
そのような過去の経験、スキルを企業は確認したいと思っています。
志望動機の書き方(ES、履歴書)!
志望動機の書き方のポイントは以下です。
企業とあなたの方向性の一致!
企業とあなたのマッチングは重要です。
同じ方向性で仕事ができない場合、両社苦しくなります。
企業の目指すところ、皆さんが目指すところが同じか?
本音ベースで感じられているか確認しておきましょう。
ここが一番大切なポイントとなります。
また、ES段階ではある程度の抽象性があっても構いませんが、
面接では「何故、弊社ではないとダメなのか?」と、
深堀される内容となりますので、
その企業にしかない方向性は把握しておきましょう。
あなたの強みで企業に貢献できる!
志望動機は相手に伝わらなければ何の意味もありません。
面接官に、具体的にどんなことで会社に貢献できるかをイメージさせる必要があります。
あなたにしかない強みで、その会社に貢献できることを示しましょう。
ここで、「私にしかない強みはない」と思われる方がいると思いますが、
コツは、「組み合わせ」になります。
要素単位での説明になりますが、例えば、
あなたは行動的なタイプで行動力をPRしたいと考えています。
行動力だけではあなたにしかない強みとはなりませんよね?
そこで、行動力に、「主体性」、「やり切る力」、「協調性」などを加えてみてください。
「主体的な行動ができ、協調性のバランス感覚を持ってやり切ることができる」
とすることで、あなたにしかない強みとなります。
上記のような、要素は最低3個組み合わせて強みを確保しておきましょう。
理由付けのロジックが正しいか?
志望動機の書き方で最も注意するポイントです。
志望理由のエピソード、あなたの強みのエピソードにおいて、
内容のロジックが破綻していないか、必ず注意しましょう。
情熱や想いは確かに仕事において大切ですが、
それだけでは何かを成し遂げることはできません。
想いを形にできるだけの最低限の論理的な思考能力は持っておきましょう。
志望動機の例文!
志望動機の例文をご紹介します。
内容は企業毎にアレンジする必要がありますが、
型も併せてご紹介しますので、参考にしてください。
私が御社を志望する理由は、第1に,製品と人の価値観が一致していること、第2に,挑戦できる環境が整っていること,の2点です。第1の点について、貴社は,チームワークの重視に加え、チームワークを支援する製品を提供していることに一貫性を感じました。私は,大学時代,チームで情報共有することの難しさを様々な場で痛感したため、グループ活動を円滑にする貴社の製品に将来性と魅力を感じています。私は,そうした魅力的な製品を生み出す一員として、チームワークを重視して働きたいです。第2の点は、説明会で「世界シェアトップを目指し挑戦を続ける」と伺い、挑戦の舞台が用意されていると感じたからです。私は,ゼミナールや部活動,サークル活動を通じて,自分で目標設定して困難な状況でもやりきる力を身に付けました。この能力を公明正大な社風と挑戦できる環境の下で発揮したいです。以上の2点から御社を志望致します。
志望動機の型!
志望動機の型さえ分かっていれば、後は内容をはめ込むだけです。
是非、参考にしていただければと思います。
私の志望理由は、①、②です。
①について、~。
②について、~。
私は、○○を通じて○○を学び、○○を身に着けてきました。
以上から、○○では○○を発揮し、貴社に貢献したいです。
志望動機の答え方のコツ!
先程、人事と面接官の評価基準を解説しましたが、
面接での志望動機の答え方にはコツが必要です。
以下、2点がコツとなります。
先ず、ESと履歴書の内容を答えていいかという疑問については
問題ないという前提に立ちます。
深堀されるポイントに網を張っておく!
志望動機をESと同じ内容で答えた後、
必ず回答についての深堀がされます。
深堀される内容は面接官にとって様々ですが、
大抵、志望動機で回答した内容についての質問になります。
つまり、志望動機を自分で読んで、
エピソードが弱い部分、志望動機に至った考え方を整理して、
いつでも答えられるように対策をする必要があります。
また、質問を答えることに合わせ、
組み合わせで強みを表現しようとお話しましたが、
同じエピソードで記述できていない要素を追加していきましょう。
就活において、爪を隠している状態は何の成果も生み出しません。
自分の強み、想いを全て吐き出すように取り組みましょう。
核となるエピソードを持っておく!
全ての動機には、過去の体験に基づくコアがあるはずです。
例えば、私のコアは小学生から続けている武道になります。
上下関係、礼儀、忍耐、守破離など、体型的に叩き込まれました。
そういったコアな部分が皆さんにもあるはずです。
そのコア部分を形成したエピソードを必ず一つ用意しておきましょう。
深堀をされていくと、最終的に着地する部分はコアとなります。
あなたのコアとなっている部分を見極め、対策は必ず行ってください。
まとめ
志望動機は自己分析、企業研究を終えて行うようにしましょう。
このプロセスができていない方は深堀に極端に弱いです。
あなたのことを聞いているのに分からないとならないように、
事前準備を怠らないようにしましょう。
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